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片平観平(かたひら・かんぺい)─江戸後期の片倉家家臣(白石市)─私財投じ城下に水引く

 網の目のような城下町白石市の水路に、清流のせせらぎが響く。

 市街地に豊かな水が安定的に送られるようになったのは、190年近く前の大事業までさかのぼる。

 白石城主片倉家の家臣、片平観平(1770~18…