仙台城・脇櫓も建て替えへ 大手門と一体で復元

現在の脇櫓=仙台市青葉区

 仙台市は15日、来年度着手する仙台城跡(青葉区)の大手門復元に合わせ、隣接する脇櫓(やぐら)(隅櫓)も史実に沿った形で建て替える方針を明らかにした。大手門と脇櫓は1945年の仙台空襲で焼失。脇櫓は67年に民間の寄付で再建された。

 市議会12月定例会の一般質問に対し、佐々木洋教育長が「現在の脇櫓は屋根の形状などに史実と異なる点があることや、老朽化しているなどの理由から一度解体し、大手門と一体的に復元する」と答弁した。

 市は大手門復元に向け、副市長をトップとするプロジェクトチームの設置を検討する方針も表明した。市道仙台城跡線の廃止や景観の在り方などを検討するため、関係部署による横断組織を編成する。

 高橋新悦副市長は「大手門復元はまちづくりに大きく関わる事業。文化財、景観、公園、観光、道路などの部門が連携して取り組む必要がある。来年4、5月にスタートできるように準備を進めたい」と語った。

 大手門復元の財源確保のため、市民から寄付を募る提案には前向きな考えを示した。佐々木教育長は「歴史的建造物の復元というシンボリックな事業。寄付は広く市民が参加できる点でも意義深い」と述べた。

 郡和子市長は復元完了の時期に関し「(仙台藩祖)伊達政宗の没後400年という記念の年を目標に持つことは大きな推進力。(復元整備の基本設計に着手する前の)2029、30年度に時期を見定めることができればいい」と説明した。

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