気仙沼信金高田支店、9年9カ月ぶりに営業を再開

陸前高田市中心部に再建された気仙沼信金高田支店。開店直後から早速顧客が訪れた
支店の再開を祝い、テープカットする関係者

 東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市で21日、気仙沼信用金庫(宮城県気仙沼市)の高田支店が約9年9カ月ぶりに営業を再開した。大規模にかさ上げし、再生を目指す陸前高田市の中心市街地に再建した金融機関は初めて。地元関係者は「街の機能がまた一つ整った」と歓迎した。
 新支店は商業施設「アバッセたかた」の西側にあり、鉄骨造一部2階。延べ床面積は約225平方メートル。職員6人が常駐する。
 営業に先立ち、菅原務理事長は「新しい街並みが整ってきた。役職員一丸となって地域発展のお手伝いをしたい」とあいさつした。
 かさ上げ地には飲食や菓子販売、理美容など約100の事業者が再建。にぎわいが生まれつつある。市商工会の伊東孝会長は「金融機関は街の核施設の一つ。市民、事業者が再開を待ち望んでいた。中心市街地の復興がさらに進展する」と喜んだ。
 支店再建に感謝した戸羽太市長は「地域経済の活性化、地域住民の下支えに向け、さらに頑張ってほしい」と期待した。
 震災前、市中心部には気仙沼信金や岩手県が地盤の地方銀行3行の支店、陸前高田郵便局など各金融機関の窓口があった。震災後、3行は内陸の竹駒地区に支店を再建。陸前高田郵便局も同地区に仮店舗を設置し、市中心部は金融機関の空白域となっていた。

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