豚熱で1250頭殺処分 鶴岡、徹夜で防疫作業

 山形県鶴岡市の養豚農場で飼育する豚3頭が家畜伝染病の豚熱(CSF)に感染したのを受け、山形県などは25日から26日にかけ、徹夜で防疫作業を実施した。豚舎にいる全1250頭の殺処分を26日午後5時25分に終了。感染判明から72時間以内をめどに、埋却処分の作業を進める。

 県によると、25日午後9時に殺処分を開始した。感染判明(25日午後6時)から24時間以内の完了をめどに、県や鶴岡市など庄内地方の全5市町、農協の職員が防護服姿で約60人ずつ6~8時間ごとの3交代で従事。計188人が作業に当たった。

 農林水産省の疫学調査チームも26日午前、現地入りし、感染経路や飼育状況などを調べた。

 県によると、養豚農場の半径3キロ以内に別の養豚業者の畜舎1カ所(約200頭)、半径3~10キロに15カ所(計約9000頭)がある。県は25日から鶴岡市周辺の国道など6カ所で畜産関係車両の消毒を実施。県と同市は26日に住民説明会を三川町の県庄内総合支庁で開き、現場に近づかないよう求め、人に感染しないことなどを説明した。

 国内で26年ぶりに野生イノシシの豚熱感染が確認された2018年9月以降、養豚農場での感染確認は東北初で全国10県目。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る