休暇満喫、仕事にも張り 宮城・加美でワーケーション体験会

外は一面の雪景色。互いに離れてワーケーションを体験した

 宮城県加美町は、休暇を過ごしながら仕事をする「ワーケーション」の体験会を、同町小野田地区の宿泊施設「やくらいコテージ」で開いた。NTT東日本宮城支店と古川営業支店の社員4人が、新しい働き方を検証した。

 利用したのは6人用コテージ。4人が密にならないように離れながら、テレワークや外部とのテレビ会議などで仕事に励んだ。食事は隣接する観光施設で取り、夜は近くの温泉「薬師の湯」でリラックスした。

 2日目は近くのやくらい放牧場で酪農を見学。中新田バッハホールでパイプオルガンの演奏を聴いたり、そば打ちに挑戦したりした。期間中は50センチ近い積雪もあり、ウインターリゾートの雰囲気も楽しんだ。

 体験者の1人、宮城支店の長屋洋平さんは普段からリモートワークで働く。「個別にリモートワークするより、同僚と一緒に働くと一体感ができる。体験や交流もあり、業務に張りができた」と感想を述べた。

 コテージは12棟で総定員は67人。町は町内の2宿泊施設と一緒に、フリーWi-Fiなどの環境整備を進める。町と町振興公社は、薬師の湯の展望ホールや林泉館の研修室を、仕事場を共同利用するコワーキングスペースに改装して、ワーケーション受け入れの準備を進めている。

 体験会は14~16日に開催された。町は今後も開き、アンケートで通信環境の課題などを検証する。町商工観光課の阿部正志課長補佐は「加美ならではの、地域との関わりを重視したワーケーションを提案したい」と話している。

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