初売りに景気回復願う　大型店あす、地域店あさって　石巻地方

　石巻地方の２０２１年の初売りは大型店は１日、百貨店の地域店や商店街などは２日に始まる。新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受けた小売業界。各店は景気回復を願い、初売りの準備を整える。期間延長による来店客の分散化や、福袋の予約販売など感染防止対策を徹底して正月商戦に臨む。

　イオンモール石巻は１日、専門店や食品売り場が午前８時に開店、レストラン街は午前１０時のオープン。１万円で最大１０万円の商品券が当たる「初夢開運福引」は１０００本を用意。年末から取り扱う福袋は１月４日までイオン直営店で約６８００個、専門店は約１万６０００個を販売する。

　イトーヨーカドー石巻あけぼの店は１日午前９時に開店。午後１時から「大江戸菓子匠銀座松崎煎餅」とコラボしたせんべいを配る。先着１５０人。午後０時半から整理券を配布する。２日は干支（えと）の小物を３００個、３日は紅白まんじゅうを２５０個配る。開店後に先着順で整理券を配る。

　ヨークベニマルの石巻中里店など６店舗は、１日午前１０時に開店。干支の丑（うし）にちなんだ置物を数量限定でプレゼント、食料品などの福袋も用意する。

　２日は藤崎石巻店が通常より１時間繰り上げて午前９時に開店。福袋を１６００個用意する。コロナ禍を踏まえ「お客さまが安全安心でゆったりと買い物を楽しんでほしい」（太田伸輝販売アシスタントチームマネジャー）と例年は２日間の初売り期間を５日間に延長した。４Ｋチューナー内蔵大型液晶テレビや仙台牛ステーキセットなどが当たる「七福神縁起くじ」もあり、１２日正午から店頭、ホームページで当せん番号を発表する。

　三越石巻は２日午前９時に開店。福袋は事前に予約を受け付けた約５０個と、食品の売れ筋ブランド約４００個、雑貨など約１００個を用意する。

　石巻市恵み野の農産物直売所「グリーンサムいちば」は２～４日で、午前９時に開店。観葉植物、園芸用品、商品券を組み合わせた福袋や購入金額に応じたプレゼント、空くじなしの抽選会もある。

　シャディギフト館は２日から３日間。石巻店（石巻市蛇田）、矢本店（東松島市小松）ともに午前９時に開店し、「１５％割増商品券」や、各店３０個限定の福袋などが付いた商品券を販売する。