三陸魚介で極上の一皿 鶴岡「アル・ケッチァーノ」運営店が石巻にプレオープン

コース料理を並べる奥田さん

 山形県鶴岡市のイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」の運営店が3日、宮城県石巻市中心部にプレオープンした。オーナーシェフの奥田政行さん(51)が東日本大震災後に石巻で炊き出しをした縁で実現した。地場の海産物や野菜を使ったメニューを提供する。

 災害公営住宅が併設された立町2丁目の商業スペース「石巻ASATTE(アサッテ)」に入店した。1500円と5000円の2種類のコースがあり、三陸産の魚介類をオリーブオイルなどで味付けした「オイル寿司(ずし)」や石巻産トマトのパスタなどを味わえる。米沢牛、庄内豚といった山形県産の食材も扱う。

 奥田さんは震災翌日、アル・ケッチァーノ本店スタッフだった高橋博さん(41)と石巻市雄勝町を訪問。帰省中に被災した高橋さんの妻未央さん(43)を迎えに来た。奥田さんらはその後、石巻市など宮城、岩手、福島3県の沿岸被災地で炊き出し支援に当たった。

 石巻市内の再開発事業に携わる一般社団法人クリエイティブタウン推進機構(東京)の西郷真理子専務理事から「地元食材の魅力を発信してほしい」と出店を依頼され、快諾した。

 プレオープンは17日まで。高橋さんが料理長を務める。奥田さんが石巻入りした日に合わせ、3月12日に本格開店する予定。

 奥田さんは「石巻の魚は種類が多く、脂も乗っている。おいしくて健康的な料理を通じて地域活性化の手伝いをしたい」と話す。

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