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石巻市長選 市議有志が会見、勝沼氏の擁立目指す

勝沼氏に出馬要請することを発表した阿部会長(前列中央)ら

 任期満了に伴う石巻市長選(4月18日告示、25日投開票)で、市議会の最大会派を中心とした有志は8日、元衆院議員で自民党宮城5区支部長の勝沼栄明氏(46)の擁立を目指すことを表明した。

 最大会派のニュー石巻(12人)に所属する11人が市役所で記者会見した。阿部欽一郎会長は「会派で協議し、勝沼氏を擁立しようと一致した。国政経験や県、中央とのパイプに期待したい」と述べた。

 勝沼氏を推す理由について、幹事長の奥山浩幸市議は「衆院議員時代の同期議員が大臣や副大臣、政務官を担っている。予算確保を直接訴えられる」と説明。木村忠良市議は「即戦力で若さがある。斬新な市政も期待できる」と語った。

 他会派にも賛同を呼び掛け、市議有志で近く正式に立候補を要請する方針。奥山市議は「一人一人の議員と議論し、同志を募る。経済界や市民にも理解をもらい、オール石巻で進めたい」と話した。

 一方で、会見では5区支部長の立場や所属する二階派の了解など擁立に向けた課題にも触れた。

 市長選を巡っては、現職で3期目の亀山紘氏(78)が昨年12月の市議会定例会で今期限りでの引退を表明した。正式に立候補を表明した人はいないが、市議の阿部和芳氏(60)が出馬の意思を固めている。

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