東北楽天の藤田が自主トレ 小深田、黒川が弟子入り

京都府内で自主練習に励む東北楽天の(左から)小深田、藤田、山崎剛、福山、黒川(楽天野球団提供)

 東北楽天の守りの名手藤田が、チームの若手内野手の底上げに一肌脱いでいる。京都府内で12日に始めた自主トレーニングには、2年目を迎える小深田、黒川が「無駄のない体の使い方」を学ぼうと弟子入り。17日の非公開練習後、オンライン取材に応じ「僕が持っているものを一つでもつかんでもらえたら」と豊富な経験を惜しみなく伝える。

 山崎剛、福山を加えた5人でランニングやノックに精を出す。京都は新型コロナウイルスの緊急事態宣言下のため、ジムなどは利用せず、屋根付きの駐車場で持ち寄ったトレーニング器具を使っているという。

 チーム最年長38歳の藤田は「やはり若さに勝てない動きがある。全てにおいて負けているという思いでやっているが、守備は負けたくない」と自負心をのぞかせる。一年でも長く現役を続ける上で「けがが一番怖い年齢になってきた」と語り、ストレッチや半身浴に例年より多く時間を割く。

 藤田の後継者を狙うのは、近大の後輩小深田。「あのくらいうまくなりたいと、大学の時からずっと思ってやってきた」。守りの動きを動画で確認し、股関節への体重の乗せ方を研究する。「ゲッツーなど、取れるアウトをしっかり取りたい」と課題克服に余念がない。

 19歳の黒川は「高校の時は量を多くやるだけだった。藤田さんは練習一つ一つを細かいところまで大切にする」とベテランの姿勢に感銘を受けた様子だ。

 藤田は小深田に「(自分ではなく)もっと上の選手を目指して抜いてほしい」、黒川には「ポテンシャルが高く、真面目で、たくましく思う」とそれぞれに期待を寄せる。(佐藤理史)

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