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石巻に根付いた写真家競演 震災きっかけ「つづく展」 第3弾、来月から

「あのときの記憶、これからの記録 これまでも、これからも」のキャッチコピーが効いている「つづく展3」のポスター

 石ノ森萬画館(石巻市中瀬)の第80回特別企画展「つづく展3 石巻に根っこの生えた写真家たちの写真展」が2月13日から同館2階企画展示室で開かれる。東日本大震災をきっかけに石巻に移住したり、地元で暮らす写真家たちが撮り続けてきた「石巻の姿」を表現する写真展企画の第3弾。3月11日まで。

 今回、出展するのは神奈川県座間市出身で、石巻市在住の鈴木省一さんと地元出身の渡辺裕紀さんの2人。

 鈴木さんは暗闇から朝日によって次第に明るくなる中に「命の鼓動」を感じながら撮影してきた作品を、渡辺さんは震災直後から現在に至るまでのスナップ写真を出品する。

 つづく展は2017年2~3月に石ノ森萬画館で初回を開催。第2弾は同年7~9月に、「リボーンアート・フェスティバル(RAF)」の連動企画として、荻浜小やJR仙石線のマンガッタンライナーの車内などを「会場」に行われた。

 「つづく展3」の観覧料は大人840円、中高生520円、小学生210円。開館時間は午前9時~午後5時(3月は午後6時閉館)。2月16、24日は休館。連絡先は石ノ森萬画館0225(96)5055。

 つづく展3の開催に合わせて、石巻市内では複数の写真展も開催される。日程は次の通り。

▽PASTGRAPH A 渡辺裕紀=石巻市中央2丁目、石巻ニューゼ。2月13~3月11日(月曜、木曜休館)。午前10時~午後5時。

▽大人の部活動 しゃしん部特別展示=石巻市中央2丁目、まんがる堂ショーウインドウ。2月13日~3月11日。

▽10年の幸福写真 写真家平井慶祐=石巻市中央3丁目、旧観慶丸商店。3月6~14日。火曜日休館。

▽写真×短歌展「ただ、いま」 写真家山田真優美・歌人近江瞬=石巻市中央2丁目、石巻まちの本棚。2月13日~3月14日の間の土、日、月曜日。3月11日は開催。午前11時から午後6時。

【企画展】つづく展3(2/13~3/11) | 石ノ森萬画館