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児童感激、日本製紙野球部員とプレー 石巻・湊小で特別授業

ボールの投げ方を指導する末武選手(右から2人目)と児童とキャッチボールする益子選手(左から3人目)

 日本製紙石巻硬式野球部員を講師に招いた特別授業が21日、石巻市湊小(児童126人)であった。

 益子弦捕手、末武雄貴内野手、渋谷謙太マネジャーの3人を講師に、1~3年生と4~6年生の2回に分けて実施。大会などの写真と共に同社や野球部の紹介があり、3人が「野球から学んだこと」「小学校の思い出」「子どもたちへのメッセージ」の3テーマで話した。

 益子選手は「何か一つのことを決めて毎日続けると、自分の成長につながる」、末武選手は「一流の選手も失敗するけど同じ失敗はしない。失敗してもその中から学んでほしい」と話し、渋谷マネジャーは「野球を通して、しっかりあいさつすることと礼儀の大切さを学んだ」と語った。

 同校の野球少年クラブ「湊ビッグウェーブ」などに所属する児童9人には、キャッチボールとノックの指導を行った。

 3年遠藤悠人君(9)と6年遠藤蒼來さん(12)が児童を代表して感想やお礼を述べ、野球の指導を受けた6年箕浦禮我君(12)は「日本製紙の選手は球の速さも回転も違ってすごかった」と話した。

 授業は日本製紙石巻硬式野球部の取り組みや実績を紹介することで児童が地域への関心を高め、一流選手のプレーから一つの道を究めることや努力の大切さを知ってもらおうと実施。同様の授業は本年度、サッカー教室やサイエンスショーなど30回ほど行っている。

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