石巻市、丸本組と命名権契約 複合文化施設略称「マルホンテラス」
石巻市は28日、同市開成地区で整備を進める市複合文化施設「まきあーとテラス」の命名権(ネーミングライツ)について、同市の建設業丸本組と契約した。愛称は「マルホンまきあーとテラス」、略称は「マルホンテラス」となる。
契約期間は2025年11月30日までで、年間契約料は400万円(税抜き)。市は昨年10~11月に命名権の売却先を募集し、丸本組のみが応募した。同社は大成建設との特定建設工事共同企業体として施設の建設に参加している。
市役所であった記者発表会で、佐藤昌良社長は「引き渡し後もパートナーとして関わっていきたいと思い応募した。地域の基盤をつくっている弊社を多くの市民に認知してもらいたい」と語った。亀山紘市長は「愛称が一日も早く定着し、市民に愛される施設を目指す」と話した。
複合文化施設は市芸術文化センターと市博物館で構成。東日本大震災から10年となる3月11日に市の追悼式会場として使用され、28日に開館記念式典と公演を開催する。
市の命名権契約は市総合運動公園「セイホクパーク石巻」に次いで2例目。
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