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みやぎ観光振興会議石巻圏域会議 地域ファンクラブを3月設立

石巻圏域の観光回復戦略などについて意見が出された第5回会合

 県が設置した「みやぎ観光振興会議石巻圏域会議」(委員18人)の第5回会合が27日、東松島市矢本西市民センターであった。新型コロナウイルスの影響で落ち込む観光業回復戦略として石巻圏域が目指す「適疎な観光」の実現に向けた取り組みが具体的に動き出す。

 事務局の県東部地方振興事務所は年度内に「石巻地域ファンクラブ」の設立や観光デジタルシフト構想の策定、モデルツアーを実施することを示した。

 石巻地域ファンクラブは、東日本大震災後、人口減少が加速する石巻圏域の関係人口の増加を目的に、石巻圏域を思う全ての人たちとつながり続ける仕掛けとして企画。震災から10年となる3月11日に創設し、会員を募集する。当面1万人を目標とし、石巻圏域の応援団として気軽に行動してもらう。

 会合では、石巻圏域会議が策定の議論に関わった県の「みやぎ観光回復戦略」(2022年3月まで展開)の石巻圏域や県全体の取り組み状況が報告されたほか、22年度にスタートする県の観光成長戦略「第5期みやぎ観光戦略プラン」の策定に向けた検討に着手した。

 観光戦略プランを巡り、委員から「住民が地域に誇りを持つシビックプライドを育てていくことが必要」「食材王国をどう磨いていくか。食材のブランド化を進めてほしい」「リボーンアート・フェスティバル(RAF)の魅力を発信すべきだ」などと、宮城の観光産業の目指す将来像について意見が出た。

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