田中将大投手(32)がプロ野球東北楽天に8年ぶりに復帰することが決まり、東日本大震災の被災地も沸いている。2013年、初のリーグ優勝と日本一に導き、復興途上の被災者を鼓舞した田中投手。翌年の米大リーグ移籍後も被災地との交流を継続し、東北を思いやった。3月11日に震災10年を迎える節目のシーズンの復帰。「また勇気や感動を与えてほしい」と絶対的エースに期待が膨らむ。
「マー君らしいね」。楽天イーグルス南三陸町応援協議会(宮城県南三陸町)の小坂克己会長(63)は、田中投手の決断に目尻を下げた。「震災10年に戻ってくることに不思議なつながりを感じる」と語った。
震災が起きた11年、沢村賞を獲得した田中投手は賞金で、被災した同町の宮城県漁協志津川支所に車を寄付した。小坂会長は13年の日本シリーズ最終戦を球場で応援した一人。「今季開幕戦は本拠地。マー君が再びマウンドに立つ姿をこの目で見たい」と胸を躍らせた。
同県気仙沼市の会社員久保和枝さん(55)は津波で自宅を流され、仮設住宅暮らしを経て、東北楽天が頂点に輝いた13年に再建した。
「当時はまだ津波の爪痕が深かった。マー君の活躍が復興へ前を向く原動力になった」と振り返り「2年契約と言わず、ずっと球団にいてほしい。期待している」と声を弾ませた。
13年の都市対抗野球で本大会8強と活躍した日本製紙石巻野球部。塚本峻大投手(28)は「東北を盛り上げてくれるはず。野球をする者として、子どもたちの夢が広がるように頑張りたい」と刺激を受けた。
震災直後、避難所を訪れて被災者を激励した田中投手。大リーグ移籍後もシーズンオフには帰国し、被災地の学校などを訪れ、子どもたちとの触れ合いを大切にしてきた。
新型コロナウイルス感染拡大前の昨年1月は、仙台市東宮城野小(宮城野区)を訪問し、児童と遊んだり一緒に給食を食べたりして交流を深めた。青木敏彦校長(55)は「『夢をかなえるには努力が大事』と語ったことを思い出す。感染が収束したら、子どもたちと球場で声援を送りたい」と語った。
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