石巻圏・新百景>石巻市北上小(石巻市北上町)
<交流拠点を備え未来へ>
昨年4月に利用を始めたばかりの真新しい校舎に、きょうも子どもたちの元気な声が響く。
新校舎は、鉄筋コンクリート一部鉄骨2階で延べ床面積約4540平方メートル。石巻市北上町十三浜の高台に昨春完成した「北上にっこり地区拠点エリア」に整備された。
校舎1階中央には図書室やパソコンエリアを集約した「メディアセンター」を配置。校舎とつながる木造平屋の「多目的教室棟」は、児童や地域住民らの交流拠点としても活用する。
北上小は東日本大震災で被災した相川、吉浜と橋浦の3小学校が統合し、2013年4月に開校。旧橋浦小校舎を活用してきた。新校舎の完成で、市内の被災した小中学校の移転新築事業は完了した。
新たな歴史を刻み始めた北上小。北上地区の未来を担う子どもたちを、地域全体が見守っている。