新型コロナウイルス禍が引き金となり昨年4月、仙台市青葉区国分町の店を閉めた「味よし国分町本店」が、キッチンカー「国分町味よし」として復活する。2代目の氏家剛さん(56)、弘美さん(54)夫妻が商業施設の駐車場やイベントなどで移動販売する計画。11〜21日、青葉区の市民広場で開かれる「屋台ネオ仙台」で初陣を迎える。
6日、オレンジ色の車体が目を引くキッチンカーが納車された。「(営業再開の)実感が湧いたが、イベントまで時間がない」と剛さん。動作確認などに追われた。
味よしは1966年、剛さんの父孝夫さん(85)が市内の別の場所で開業し、75年に国分町に移転した。豚や鶏などでだしを取り、炒めたひき肉とモヤシを載せたみそラーメンが看板メニュー。バブル期は客が途切れることのない人気で、長年「締めの一杯」の店として親しまれた。
ただ、国分町の景気悪化や、こってり味のラーメンの隆盛などに伴い売り上げは減少。昨年4月、新型コロナの感染拡大で客足が一気に落ちたことを契機に、廃業した。
剛さんは当初、再就職先を探したが決まらず、落ち込んだ。閉店から3カ月ほどして、見かねた弘美さんが起業相談の面談を予約した。閉店の際、剛さんが「いずれほそぼそとでも店をやりたい」と言っていたこと、かつて夫婦で「キッチンカーもあったらいいね」と話したことを覚えていた。
キッチンカーなら店舗を構える半分の費用で済み、コロナ下でも「3密」を避けられる。面談を通じ、剛さんも徐々に前を向いた。昨秋には市内のイベントに2人で出店。行列が途切れず「またやってほしい」「次はどこでやるの」と根強いファンの声が寄せられ、「この味を残したい」との思いを強くしたという。
「まずは軌道に乗せるのが目標」と剛さん。定番のみそ、塩、しょうゆに加え新メニューも検討中だ。タクシーで店に来てくれていた高齢のなじみ客らが暮らす市外の街にも「足を延ばせたらいい」と思い描く。看護師のパートを辞めて接客を担う弘美さんは「新しいことを始めるのはわくわくする」とほほ笑む。
25日まで、開業資金の一部をクラウドファンディング(CF)で募る。目標金額は100万円で1口3000円から。詳細は「まちくるファンド仙台」のウェブサイトで紹介している。
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