復興ありがとうホストタウン 石巻市、チュニジアに感謝 動画制作し公開
石巻市は、東京五輪・パラリンピックの「復興『ありがとう』ホストタウン」の相手国であるチュニジアに対し、東日本大震災の復興支援への感謝を伝える動画を制作した。市ホームページ(HP)で公開している。
新型コロナウイルスの感染拡大で交流事業が実施できない状況が続いていることから、動画で市の復興状況や市民からのメッセージを発信した。
動画は4分37秒。チュニジアからの留学生が市内にホームステイしたことで交流が始まったことを説明。特産の海の幸や金華山、北上川のヨシ原などの名所も紹介している。市民がチュニジアの人々へ感謝や歓迎の言葉を伝え、「2021年 石巻で会いましょう」のメッセージで締めくくった。
動画は市HPから視聴できる。フランス語の字幕を付けた映像をDVDに納め、在日チュニジア大使館を通じて同国オリンピック委員会や交流のきっかけになった元留学生らに贈った。
市東京オリンピック・パラリンピック推進室の担当者は「新型コロナが収束し、また交流ができることを願って制作した。東京五輪以降も交流を続けていきたい」と話した。