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宮城復興局の石巻移設、候補地に穀町検討 支所廃止

 4月1日付で宮城復興局(仙台市)を石巻市に移設する方針を巡り、復興庁が移設場所としてJR石巻駅前にある同市穀町の空き店舗を検討していることが分かった。2021年度政府予算に宮城復興局の移転経費が計上されており、21年度予算成立後に移設に向けた作業が加速する見通しだ。

 宮城復興局の石巻市への移設に伴い、石巻支所は3月31日で廃止され、4月から同復興局の窓口が置かれるとみられる。

 政府は昨年9月、東日本大震災の被災市町村との調整に当たる復興庁の出先機関を沿岸部に移設する政令を閣議決定した。4月1日付で宮城復興局を石巻市、岩手復興局(盛岡市)を釜石市に移す。

 支援の軸足を沿岸部に重点化する。移設先は交通アクセスの良さや県の出先機関との連携といった観点から決めた。

 石巻市の亀山紘市長は昨年8月の定例記者会見で、同市への移設に歓迎の意向を示した上で「(復興庁と)連携を取りながら残された事業を加速させたい」と述べた。

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