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飲食店5店の心意気 丼フェアがスタート 石巻

忙しそうに対応に当たる仁やのスタッフ(左)ら=石巻市鋳銭場

 新型コロナウイルス感染症の影響を受けている石巻市内の老舗飲食店など5店がタッグを組んで、それぞれ自慢の丼を売り出す「旨さ!ドドーンと石巻銘店どんぶり丼フェア」が12日、石巻市鋳銭場の焼き肉店「牛匠仁や」で始まった。28日まで。

 仁や、日本料理店「滝川」、居酒屋「鳴海」、料亭「とり文」、日本料理店「八幡家」が、それぞれステーキ丼と牛そぼろ丼、かき丼、天丼、あなご丼、金華サバのバタぽん丼を用意した。価格は480~1300円(税込み)。

 初日は各店10食の丼を用意したが、「少しでも応援しよう」という常連客の予約などが相次ぎ、わずか20分で完売する人気ぶりだった。仁やでは、追加のステーキ丼と牛そぼろ丼を急きょ追加調理する忙しさだった。

 石巻市西山町の50代主婦は「お目当てのあなご丼が売り切れで残念だったけれど、天丼、かき丼、ステーキ丼の5食分を購入しました。また来ます」と笑顔で話した。

 とり文の奥田正博社長は「石巻のおいしい丼を食べてもらおうと、もうけを度外視し、原価で提供している店もある。多くの人に食べてほしい」と語った。

 「予想以上の反響で、本当にありがたい。これからも頑張りたい」と、仁やのスタッフ北目浩士さんは大粒の汗を流しながら対応に追われていた。

 丼フェアは午前11時半から午後2時まで。完売の可能性があるため、早めの来場を呼び掛けている。

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