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コロナ経済対策 石巻市、飲食店に最大30万円 市議会に追加提案

 石巻市は18日、3億5362万円を増額する2020年度一般会計補正予算案(累計2306億9716万円)など開会中の市議会2月定例会に追加提出する10議案を発表した。新型コロナウイルス感染拡大で経営が悪化する飲食店などに最大30万円を給付する事業費などを盛り込んだ。

 給付金は飲食業と運転代行業が対象。昨年12月から今年2月に売り上げが前年同月比で20%以上減った月がある事業者に対し、減少額に応じて最大30万円を支給する。対象は600事業者と想定し、1億8000万円を措置した。市商工課は「他業種への支援策も検討している」と説明した。

 感染拡大が続く中で勤務する保育士らへの1人5万円の慰労金給付事業費計約7030万円も盛り込んだ。対象は民間施設も含めて保育士1050人、放課後児童クラブ支援員176人、幼稚園教諭163人を見込む。国は医療機関や介護施設の職員に慰労金を給付したが、児童関係の職種は対象外だったため独自に支給する。

 補正予算には原子力災害に備えて網地島の網小医院を屋内退避施設に整備する事業費5億9666万円なども計上した。

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