10年たっても戻れない 福島・飯舘などの歩みたどる写真展 仙台で23日まで

原発事故が奪った集落の暮らしを紹介する写真展

 東京電力福島第1原発事故で立ち入りが制限された福島県の飯舘村長泥、浪江町津島両地区の歩みをたどる写真パネル巡回展「帰還困難区域に生きる」が20日、仙台市青葉区の市福祉プラザで始まった。同展ネットワークが主催。23日まで。
 かつての暮らしや事故後に荒廃する集落をパネル60枚で紹介。地域総出の稲刈りや川遊びをする子どもたちなどの写真は住民が提供し、笑顔があふれる。家屋解体や空っぽの牛舎、避難先から住民が集う懇親会の様子からは事故への怒りと望郷の念が静かに伝わる。
 入場無料。長泥の記録誌や行政区報の編集に携わり、同展を企画した新潟県立大の山中知彦教授は「10年たっても戻れない地域がある現状を知り、原発事故を考える機会にしてほしい」と話した。巡回展は1~3月、仙台や東京など5カ所で順次開催している。

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