参加型運営協が発足 石巻・復興祈念公園
3月28日に開園する石巻南浜津波復興祈念公園で継続的な活動を予定する市民団体などで構成する「石巻南浜津波復興祈念公園参加型運営協議会」の設立総会が19日、県石巻合同庁舎であった。
21の構成団体のうち、15団体が出席。祈念公園で活動する市民活動団体と公園を管理する行政機関が連携・協働し、公園内での市民活動が円滑・適正に行われるよう寄与することを目的とする会則を承認し、協議会が発足した。
会長に「がんばろう!石巻の会」の黒沢健一さんを選任。「伝承」「杜」「市民利用」の三つの部会を設けた。参加団体は震災犠牲者の追悼や被災の実情と教訓の伝承、復興の象徴の場となる杜づくり活動などを行う。事務局は国土交通省東北国営公園事務所調査設計課に置く。
黒沢会長は「南浜地区で500人以上が犠牲になった。悲しい地で亡くなった人への思いを込めて活動していく」と話した。
国や石巻市が参加団体を1月5~29日募集。NPOや公益社団法人、地元町内会など21団体が応募した。