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南浜マリーナ、8月全面運用開始 利用方法など説明 石巻市

市ささえあいセンターで開かれた利用者事前説明会

 石巻市は21日、旧北上川河口部右岸に整備し、4月に運用を開始する「石巻市南浜マリーナ」の利用者事前説明会を市ささえあいセンターで開いた。施設の概要や利用、申し込みの方法を紹介し、指定管理者の自主事業などについて説明した。

 船を陸上に保管するボートヤードは5月に利用を開始する。水上係留施設は18隻分を5月に、6月に全30隻分の利用が可能になる。

 船を陸に揚げる固定式クレーンが利用できる8月から、陸上保管と水上係留による全面運用を始める。開業時間は午前8時半~午後5時。休業日は毎週水曜日と12月28日~1月3日。

 ボートヤードと船台の利用料金は船の大きさで値段が異なり、日額、月額、年額から選んで支払う。水上係留施設は日額、クレーンは1往復の料金か年額を選ぶ。充電の電気や、船の洗浄用の水道、シャワー室の利用料も別途かかる。

 指定管理者は石巻市不動町2丁目のマリンディーラー「野村モータース」が務める。ホームページや会員制交流サイト(SNS)を活用した発信でマリーナの周知を進めるほか、ボート免許教室、釣りやマリンスポーツのイベントを開催。地域のマリンレジャーを発展させることを宣言した。

 説明会には約50人が参加した。市河川港湾課の相馬里史課長は「東日本大震災では津波で不法な係留船が街中に流れ込み、被害を拡大させた。町の安全と地域活性化のため、多くの人にマリーナを活用してほしい」と話した。

 仮利用の申し込みは3月1~31日に市河川港湾課、4月1~12日に指定管理者で受け付ける。応募多数の場合は指定管理者が抽選を行う。連絡先は市河川港湾課0225(95)1111内線5607。

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