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好文館高生発案の「健康弁当」販売中 地産地消お弁当コンテストで投票1位

限定販売されている「頭と体の健康弁当」
発売初日に店頭に立った生徒たち

 県主催の高校生地産地消お弁当コンテストでウェブ投票1位となった、石巻好文館高の女子生徒3人が考案した「頭と体の健康弁当」が、土、日曜限定で石巻市大街道北2丁目の「あいのや大街道店」で3月末まで販売されている。3人は「宮城のおいしい食材を知り、多くの方に食べていただいて、さらに健康になってほしい」と話している。

  
 発案したのは、3年阿部りほさん(18)、2年尾形心さん(16)と千葉実弥さん(17)。サケとサヤエンドウの玄米おにぎり、金華サバの米粉フライ、小松菜しらすとノリたらこの卵焼きといったメニューで、ボリュームもたっぷりだ。

 コンテストは、県内で生産されている農林水産物や加工品を使い、材料費500円以内の弁当を募集した。18校から計71点の応募があり、県知事賞1点と優秀賞4点の弁当は企業で商品化された。

 ウェブ投票は、最終審査に残った上位8点を含む計17点を対象に実施。1位でも商品化の対象にはならないが、石巻好文館高同窓生であいのや取締役の相野谷恵美さん(53)に同校が製造・販売を提案し、実現した。

 発売初日の今月7日には考案した3人が店頭に立ってPRした。店内展示用の広告(ポップ)やお品書きも手描きで作った。

 阿部さんは「話し合いを重ねてレシピを再現していただき、素晴らしいお弁当ができた」と喜ぶ。千葉さんは「宮城の食材にこんなおいしい食べ方があるんだと知ってもらいたい」、尾形さんも「地域活性化や人とのつながりを広げることができたらうれしい」と話した。

 あいのや大街道店の山中国光店長(53)は「なるべく3人が考えたレシピ通りに、と思いながら作った。多くの方にご利用していただければ」と語った。

 「頭と体の健康弁当」は540円(税込み)。販売は土曜が限定50食、日曜が限定100食。3月末まで。営業時間は午前9時~午後7時。

令和2年度 高校生 地産地消お弁当コンテスト|食材王国みやぎ

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