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「まきの市」初開催 生産者と消費者が交流 石巻

対面販売でカキを買い求める女性客

 市民が新鮮な地元食材を楽しく購入できる機会をつくろうと、生産者と消費者がつながる朝市「まきの市」(実行委員会主催)が2月28日、石巻市中央2丁目の「IRORI石巻」で初めて開かれた。

 新型コロナウイルスの影響で販路を失った石巻市などの農家や漁業者、客足が減った飲食店、巣ごもり需要で一部商品の売り上げが伸びた水産加工会社など計14店が並んだ。

 販売したのはコメや野菜、イチゴ、カキ、ナマコ、ワカメ、水産加工品、ガーベラなど多彩。飲食店は地元食材を用いて作ったクレープやラーメンなどを販売した。

 顧客は生産者や事業者から食材や商品の説明を聞き、コミュニケーションを楽しみながら新鮮な食材や安心安全の商品を買い求めていた。石巻市泉町の主婦(67)は「無農薬栽培のコメやカキ、ワカメを目当てに朝市に来た。新型コロナの影響を受ける生産者や事業者を応援したい」と話した。

 実行委員会委員長の中村加代子さん(41)は「石巻の魅力を発信し、生産者と消費者、生産者同士がつながる場として企画した。朝市は今後も開催したい」と語った。

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