伊達政宗像、仙台市が移転検討 地震で三日月の前立て損壊

移設が検討されている伊達政宗の胸像。折れた三日月の前立ては今月中に修復する

 仙台市は3日、市博物館(青葉区)の庭にある仙台藩祖伊達政宗の胸像に関し、追廻地区に整備中の「公園センター(仮称)」周辺への移設を検討していると明らかにした。胸像は最大震度6強を観測した2月13日の地震で、かぶとの三日月の前立てが折れており、今月中に修復する。
 市議会2月定例会予算等審査特別委員会で、千葉幸喜建設局長は「現在、胸像は(博物館敷地内の)奥まった場所にある。多くの来訪者が間近に見て、藩制時代からの歴史を感じられるよう追廻地区整備と併せ、公園センターへ周辺への移設を検討する」と述べた。
 胸像は政宗の300回忌に当たる1935年、初代騎馬像として仙台城の本丸跡に建立された。戦時中の金属供出で胸から上だけとなり、86年に現在の博物館の敷地内に移設された。
 公園センターは長沼を挟んだ博物館の東隣、仙台藩重臣・片倉小十郎の屋敷跡に建てられる。青葉山公園のビジターセンター機能を果たす施設で、南側に広がる庭園とともに2021年度末の完成を予定する。
 前立ては先端から64センチが折れ、落下しているのが見つかった。市はブロンズ彫刻の修繕を手掛ける東京の業者に修復を依頼。8日に本体を台座から外して工場に運び、折れた前立てを溶接で取り付けた後、今月中に台座に戻すと説明した。

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