石巻市議会 「上品の郷」温泉施設の利用料値上げ 市、理解求める
石巻市議会2月定例会は5日、産業建設委員会を開いた。道の駅「上品の郷」の温泉保養施設利用料を値上げする条例改正案について、議員から質問が相次いだ。
菅原秀幸副市長は「施設全体で約6000万円の赤字。全体の経営を含めて指定管理者の柔軟な対応を可能にする方策と理解してもらいたい」と述べた。
改正案は、一般平日560円、休日780円の料金区分をやめ、平日も780円に値上げする。
市は改正するのは料金の上限額と説明。菅原副市長は「実際の料金設定や時期は上品の郷と協議していく。値上げ1カ月以上前に市民に周知する」と述べた。
市が北上地区などの東日本大震災の被災跡地で2014年度から進める「北限のオリーブ」の栽培に関して、市農林課は「実証事業は21年度までとし、年度中に民間事業者に事業を移行したい」と述べた。