東北楽天、試合前に黙とう 銀次「必死に活躍」

ロッテとのオープン戦開始前に黙とうする田中将(中央左)と銀次(同右)ら東北楽天ナイン

 東日本大震災から10年となった11日、東北楽天は静岡県草薙総合運動場野球場(静岡市)でロッテとのオープン戦に臨み、午後1時の試合開始前に1分間、黙とうをささげた。

 岩手県普代村出身の銀次は「正直言って、自分は常に思って野球しているし、生活している。なので、一つの節目でしかないです」と静かに受け止める。

 復興について「町は結構きれいになってきている。ただ、人の心はそんな簡単には戻らないと思っている」と真剣な表情で答えた。

 非常時の持ち出しバッグを自宅玄関の見える場所に置いているという。「今は何が起きてもおかしくない時なので、準備は本当に大事」と言葉に力を込める。

 試合では4点を追う六回、全力疾走で内野安打をもぎ取るなど気迫あふれるプレーを見せた。「いつも通り、必死に活躍して、被災地のみんなに『銀次、頑張っているな』と思われるようなプレーを見せていく」と変わらない思いを語った。

 試合は8-5で逆転勝ち。石井監督は「野球で、皆さんに一つでも良い笑顔になってもらうことが僕たちの仕事。きょうのように諦めずに戦うことが僕たちの使命になる」と強調した。

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