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新型コロナ ワクチン優先接種、石巻市立病院で始まる

ワクチンの接種を受ける椎葉院長

 新型コロナウイルスワクチンの医療従事者向けの優先接種が12日、石巻市立病院で始まった。2回接種のうち初回分として、県内では計1万5600人に接種される見通しで、市立病院の対象者は331人。

 同日は66人を対象に市ささえあいセンター2階で接種を開始。23日までの計7日間で終える。2回目の接種は4月上旬の予定。

 1番目に接種した椎葉健一院長(67)は「痛みがほとんどなく驚いた。5分ほどで違和感も消えた。コロナ患者の診療と通常診療に自信を持って継続的に努めることができる。多くの市民に接種してもらい、コロナの収束を着実に進めたい」と話した。

 県は、初回の供給量が対象者約7万4000人の約2割に限られることから、東北大病院など地域の拠点となる15病院を選定した。

 感染症指定医療機関としてコロナ患者を受け入れている石巻赤十字病院(石巻市蛇田)は8日、医師ら5人が先行接種した。15日から順次行っていく。対象者は1500人。


<石巻の男女3人感染>

 県は12日、石巻市の50代女性公務員と20代男子学生、30代男性会社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも重症ではない。石巻市の感染者は累計で172人となった。

 女性は9日からせきや喉の痛みがあり、11日に陽性が判明した。感染経路は分かっていない。学生は県内陽性者の知人で、12日に陽性が判明した。会社員は11日に陽性が確認された石巻市の50代男性の別居家族で、12日に陽性が判明した。


<釜小臨時休校、15日まで>

 石巻市は11日、釜地区放課後児童クラブの女性会計年度任用職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。市職員の感染判明は3人目。

 感染判明を受け、市教委は釜小(児童401人)を12日から15日まで臨時休校とした。

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