ワンダーアート展 障害者の力作600点以上 16日まで・石巻
障害のある人の作品を集めた「わくわく ワンダーアート展」が、石巻市中央3丁目の福祉文化施設「く・ら・ら」で開かれている。16日まで。
社会福祉法人石巻祥心会後援会が主催。ギャラリーなど3施設に、石巻祥心会の施設を利用する10~80代の約250人が制作した600点以上を展示している。
会場には、クレヨンやペンなどを使って描いた色鮮やかな絵や細やかな貼り絵、習字や墨絵、陶芸品など、個性がきらりと光る作品が所狭しと並ぶ。訪れた人たちは三つの施設を巡り、唯一無二のアートをじっくりと鑑賞していた。
同市前谷地の主婦加藤明美さん(58)は「型にはまらない想像力豊かな作品ばかりで素晴らしいと感じた」と感心していた。
黒田龍夫館長は「障害者の個性や多様性に触れ、心を広げてほしい」と来場を呼び掛けている。
開館時間は午前10時~午後4時。入場無料。新型コロナウイルス対策として、入館前の検温や、氏名、住所などの記入の協力を求めている。