太陽光発電などの出力制御、今春実施も 供給過多の恐れ 東北電ネット

 東北電力ネットワーク(仙台市)は16日、太陽光発電や風力発電の事業者に一時的な発電停止を求める出力制御について、「4、5月の休みを中心に実施する可能性が高い」との見方を示した。

 太陽光や風力の接続量が拡大している上、今年は積雪量が多く水力発電量の増加が見込まれる。天候や需要動向次第では、供給が需要を上回る可能性があるという。同社は新型コロナウイルス感染拡大の影響も踏まえ、実施するかどうかを判断する。

 同社によると昨年12月末現在、東北6県と新潟県で送電網に接続済みの太陽光施設は644万キロワット、風力施設は160万キロワット。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まった2012年度末と比べ、太陽光は約17倍、風力は約3倍に膨らんだ。

 春は例年、1年のうちでも電力需要が落ち込む傾向がある。電力供給量が需要を大きく上回ると大規模停電が起きる恐れがあり、火力発電の出力抑制、余った電気を使った揚水運転、他電力エリアへの送電などを実施しても供給過多が見込まれる場合、送配電事業者は出力制御を行う。

 同社が実施する場合、対象となる太陽光の契約件数は約1万7100件、風力は同約770件。

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