閉じる

県松島自然の家 地元住民に施設披露 来月1日、本館オープン

完成した県松島自然の家本館
マスコットキャラクター募集の入賞者ら

 東松島市宮戸の「県松島自然の家」は13日、旧宮戸小跡地に整備し、4月1日にオープンする本館のプレイベントを開催した。21日に完成記念式典が現地で開かれる。

 同自然の家は東日本大震災の津波で被災し、県は野蒜地区から宮戸への移転を決めた。先行整備したキャンプ場や野外炊飯棟などの利用を2017年6月に開始、宿泊機能などを持つ本館整備を進めてきた。

 完成した本館は、鉄筋コンクリート2階(一部平屋)で、延べ床面積は約5000平方メートル。1階は宿泊室や食堂、体育館、浴室などで構成。2階に展望台や研修室などを備える。整備費は約25億円。

 プレイベントでは施設見学会やマスコットキャラクターの表彰式などを実施。参加した地区住民や市鳴瀬未来中学区の小中学生、関係者など200人に新たな施設を披露した。オープニングの「宮戸島太鼓」の演奏では宮野森小児童9人が「鳴瀬清流昇打」「宮戸島豊漁太鼓」の2曲を打ち鳴らした。

 マスコットキャラクターの募集には市内の小中学生から計493点の応募があった。宮戸島に生息する鳥の「ミサゴ」をイメージした「みさもん博士」を考案した鳴瀬未来中2年の石森萌生さん(2年)が最優秀賞に選ばれた。

 成瀬啓所長は「こどもたちの元気な声と明るい笑顔が返ってくるのが待ち遠しい。地域の社会教育施設としての使命を果たしたい」と話した。

 松島自然の家キャラクター募集の最優秀賞以外の入賞者は以下の通り(敬称略)。

▽東松島市教育長賞
 星野花歩(矢本東小6年)

▽生涯学習課長賞
 谷口璃珠(鳴瀬未来中3年)

▽松島自然の家所長賞
 桜井望海(鳴瀬未来中3年)

▽優良賞
 阿部凌大(鳴瀬桜華小5年)

 佐藤心(鳴瀬未来中3年)

▽ストーリー賞
 鶴飼志帆(矢本西小4年)

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ