社会の一員へ決意　石巻専修大で学位記授与式

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　石巻専修大の学位記授与式が２０日、同大体育館で開かれた。新型コロナウイルス対策のため午前、午後の２部に分けて開催し、学生のみの出席とした。人間、理工、経営の３学部の２４５人と大学院修士課程３人が巣立ち、新たな一歩を踏み出した。

　午後の部は、理工学部と理工学研究科修士課程の卒業生が出席。尾池守学長は「未来からの視点で今現在の自分の立ち位置を確認し、夢に向かって軌道修正してください」と激励した。

　卒業生代表の謝辞では、生物科学科の二部聖矢さん（２２）が「４月からそれぞれの道に進む。新しい環境の中、戸惑いや不安はあるが、大学で培ったものを生かして社会の一員として責任を果たす」と誓った。理工学研究科生命科学専攻の高橋直也さん（２４）は「大学院に進学して得た知識と経験を今後の自分の成長の糧とし、社会貢献に生かす」と決意を述べた。

　成績優秀者に贈られる川島記念賞は経営学部３人、人間学部２人、理工学部４人の計９人に授与された。