石巻の復興と活気ここから 市雄勝総合支所オープン

市雄勝総合支所が入る複合施設

 東日本大震災の津波で被災し、宮城県石巻市雄勝地区の中心部に移転再建された市雄勝総合支所などの複合施設が22日、業務を始めた。近くにある二つの体育施設も完成。被災した雄勝、北上、牡鹿の半島沿岸部で市が進めた拠点エリアの整備が全て完了した。

 複合施設は海抜約20メートルの高台に建設した。鉄筋2階、延べ床面積約2320平方メートルで総事業費は16億8000万円。1階に支所のほか、雄勝郵便局が入っており、4月12日に営業を始める。

 2階は雄勝公民館、市図書館雄勝分館、大集会所などを備え、住民交流の場としての活用を想定。雄勝湾が望めるよう大きな窓ガラスを前面に設置した。

 近くに設けた体育施設のうち、体育館は鉄筋一部2階で延べ床面積約825平方メートル。シーカヤックなどを格納する艇庫は鉄骨平屋で延べ床面積約280平方メートル。いずれも4月1日に利用を始める。

 現地で22日に開所式があり、住民ら約20人が出席した。亀山紘市長は「にぎわいと活力あるまちづくりに取り組む」とあいさつ。雄勝地区会長会の高橋守次会長(74)は取材に「新しい総合支所を活用しながら震災前の雄勝に戻れるように頑張りたい」と述べた。

 一帯には雄勝硯(すずり)伝統産業会館と観光物産交流館「おがつ・たなこや」も整備され、昨年5月に開館した。

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