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しょくば拝見>進路支援・ユースサポートカレッジ石巻NOTE(石巻市鋳銭場)

利用者一人一人に寄り添うスタッフたち

<寄り添い 一緒に考える>

 高校生から20代までを対象に、就学や就労などの進路決定を支援する。さまざまな事情で登校が難しい人や、働くことに不安や悩みを抱える人などを個別にサポート。進路決定後も細やかにフォローアップし、利用者に寄り添い続けている。

 一見学習塾のような雰囲気のオフィスは、利用者が安心して相談できるように配慮されている。基本のサポートとして、個別相談やコミュニケーション、メンタルヘルス、生活リズムづくりなどの講座を開く。

 精神保健福祉士の山下祐史統括マネージャー(39)は「公的な制度の隙間で、支援を受けられずに悩んでいる人は少なくない。安心して話してもらえるよう、さまざまな心配りを大切にしています」と話す。

 進学の支援では、自習場所の提供や希望校調べ、高校と連携した出張相談会「NOTEcafe(ノートカフェ)」などを実施する。担当スタッフは「学力だけではなく、利用者の方の悩みや背景に沿った形で一緒に進路を考えます」と言う。

 就労面では職場見学や履歴書作成、面接練習やハローワーク同行など幅広いサポートを提供。市内の農場と協働し、農作業を通じて就労に前向きな意欲を醸成する事業にも取り組む。

 利用者の在籍期間は半年~2年以上。スタッフは一人一人にじっくりと向き合う。山下マネージャーは「ここを必要としている人に話を聞いてしっかりサポートする。まずは気軽に相談に来てほしい」と語った。

■事業所概要
 2013年6月設立。認定NPO法人Switch(仙台市)が運営する。スタッフは20~50代の6人。受付時間は平日午前10時半~午後4時。定休日は土・日・祝日。石巻市鋳銭場1-9ペガサスビル2階。0225(25)5374。

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

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