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SDGsオンラインシンポ 石巻市長らパネル討論 モデル事業の可能性共有

亀山市長らが持続可能なまちづくりを議論したシンポジウム

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)に基づく地域社会の課題解決策を考える「石巻市SDGsシンポジウム」が22日、オンラインで開かれ、市が推進する「SDGs自治体モデル事業」の可能性などを関係者が共有した。

 市は昨年7月、内閣府から「SDGs未来都市」に選定された。モデル事業としてハイブリッド車の基幹部品を再利用して電気自動車(EV)を生産する「ハイブリッドリユース事業」や、EVを地域内の移動手段に活用する「グリーンスローモビリティ事業」を展開する。

 パネル討論があり、亀山紘市長とモデル事業に参加する関係機関の計4人が登壇。リユース事業で連携する石巻専修大理工学部の梅山光広教授は、地元事業者や学生がいつでも技術を学べる環境の構築が重要だと強調し、「石巻ブランドの車として広めたい」と語った。

 モビリティ事業はEVの運用が19日に同市のぞみ野地区で始まった。住民による運営を支援する一般社団法人「日本カーシェアリング協会」(石巻市)の吉沢武彦代表理事は「サスティナブル(持続可能)には『楽しい』が大事。住民の楽しい支え合いをサポートしていく」と話した。

 ローカルファースト研究所(東京)の関幸子代表が基調講演したほか、同市釜小と石巻西高によるSDGs推進の事例紹介もあった。

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