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石巻圏・新百景>雄勝総合支所(石巻市)

雄勝湾を見下ろす高台に完成した雄勝総合支所(中央)。周辺には観光施設や体育施設も立ち並ぶ
支所2階の窓ガラス越しに眺める雄勝湾

<交流支える拠点エリア>

 高い防潮堤に囲まれた雄勝湾を望む高台に地域づくりの拠点が完成した。

 東日本大震災で全壊し、再建された石巻市雄勝総合支所が22日、運用を始めた。雄勝公民館や市図書館雄勝分館、雄勝郵便局との複合施設で、住民の生活や交流を支える。

 新庁舎は震災前より約200メートル西側に移転し、海抜約20メートルの高台に整備された。防潮堤背後地には昨年5月、雄勝硯(すずり)伝統産業会館と観光物産交流館がオープン。4月1日には体育館と艇庫、多目的運動広場も利用開始され、地区中心部の拠点エリアが完成する。

 各施設は地区特産の雄勝石をイメージした外観に統一。総合支所2階には大きな窓ガラスやデッキを設け、雄大な雄勝湾を望めるようにした。人口が震災前の3割以下に減った地区の活力を維持するため、拠点エリアは交流人口拡大の核にもなる。

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