女川と雄勝に道の駅 石巻地方2、3カ所目 既存施設を活用
東北地方整備局は3月30日、新たな道の駅として女川町の「おながわ」と石巻市の「硯上(けんじょう)の里おがつ」を登録したと発表した。石巻地方では同市の「上品の郷」に次いで2、3カ所目。知名度アップや誘客といった効果が期待される。
共に既存施設を活用し、道の駅の要件に合った機能を追加。おながわは3日、硯上の里おがつは11日に道の駅としてスタートする。
おながわは「重点道の駅」として登録。JR女川駅前から国道398号にかけての駅前商業エリアで、シーパルピア女川や地元市場ハマテラスといった施設で構成する。町内で水揚げされた魚介類を使った飲食を提供し、水産加工品などを販売する。
硯上の里おがつは雄勝地区の県道238号釜谷大須雄勝線沿いの区域で、拠点エリアに整備された雄勝硯伝統産業会館と雄勝観光物産交流館がある。地場産品の販売や各種情報発信、伝統工芸品の展示などに取り組む。
登録要件を満たすため、両市町は、障害者や妊婦優先の屋根付き駐車場の整備や、トイレやベビーコーナーの24時間化などを進めてきた。
今回東北では4カ所が追加され計169駅に、全国では7カ所追加で、計1187駅となった。