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宮城復興局、石巻に移転 地域に寄り添い5班体制

宮城復興局の看板を設置する英局長

 東日本大震災の第2期復興・創生期間がスタートした1日、復興庁の出先機関の宮城復興局が仙台市から石巻市に移転した。当面3月31日で閉所した石巻支所(同市新境町)に産業支援・観光班の6人が常駐する。

 復興庁の組織改編で宮城復興局は本局の人員を49人から36人に縮小した。石巻市などの要望に応じて必要な人材計30人を派遣する。仙台支所も設置した。

 宮城復興局の正式な移転先は石巻市役所近くの民間ビル(石巻市穀町)で、今後、改修工事を行い、5月の連休明けにも全職員が移る。被災者支援・原子力災害復興、まちづくり推進・利活用などの5班体制で業務を進める。

 英(はなぶさ)直彦局長(59)は「ハード事業はおおむね完成が見えてきた一方で、被災者支援、産業・なりわいの復興は多くの課題がある。地域に寄り添い、これらの課題解決に全力で取り組んでいきたい」と述べた。

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