新型コロナ　石巻の男性１人感染　東松島、特養でワクチン接種始まる

　県は１８日、石巻市の７０代自営業男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。重症ではない。１９日は石巻地方の感染者発表はなかった。

　１８日に感染が発表された男性は１４日から全身の倦怠（けんたい）感や関節の痛みがあり、１７日にＰＣＲ検査を受け１８日に陽性が判明した。感染経路は分かっていない。

　石巻市の感染者は累計で２６２人となった。

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　６５歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が１９日、東松島市で始まった。初日は同市赤井の特別養護老人ホーム「やもと赤井の里」で行われ、入所者３０人のうち８２～１０２歳の男女１０人と、職員８５人のうち男女３０人が受けた。２１日までに全入所者と職員の１回目接種を終える予定。

　医師と看護師が施設を訪れ、体調の問診後、ホールや個室でワクチンを注射した。接種を受けた高橋将夫さん（８３）は「痛みがあるか不安だったが、ほとんど痛くなかった」と話した。高橋すみ子さん（８２）は「少しは安心して生活できます」と笑顔を見せた。

　施設長の土井孝博さん（３９）は「免疫ができれば制限中の面会も再開でき、入所者の気持ちも安定すると思う。感染対策を継続しながら検討したい」と語った。市内の他の特養２施設は、２２日までに接種を始める。