河北抄(4/30):富谷市役所屋上で養蜂する「とみやはちみつ…

 富谷市役所屋上で養蜂する「とみやはちみつプロジェクト」が今季も始動した。冬に巣箱に稲わらをかぶせるなどし、6割近いミツバチが生きて春を迎えた。

 「スイーツのまち」にちなんだ新たな特産品を作ろうと、5季目を迎えた。取り組みは着実に実を結び、採れた蜂蜜を瓶詰めした「とみやはちみつ」は昨年、一般向けの商品になった。蜜のもとになる花は市役所周辺に数十種あり、文字通りの百花蜜。「花の味がする」と好評で、現在は在庫がないという。

 プロジェクトは別の広がりも、もたらした。市役所から約1キロ離れた同市の富ケ岡公園で、約800本のビオラが咲き誇っている。地元の市民団体が花壇を造り、一昨年から毎年、苗を植え替えてきた。「ハチが蜜を採れる花を増やしたい」と関係者は力を込める。

 プロジェクトの中心を担う同市のNPO法人は、休耕田を菜の花畑に変えた。「花を植えたい」と申し出る町内会関係者も増えていると聞く。市内のそこかしこに咲く花の多くは、今が見頃。プロジェクトのもう一つの産物でもある。

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