気軽に立ち寄って 道の駅・上品の郷にフードコート、地元2社入居
石巻市小船越の道の駅「上品の郷」のレストランスペースが4月23日、リニューアルオープンした。道の駅運営会社の直営レストランからフードコートに生まれ変わり、テナントとして地元2事業者が入居。幅広いメニューが楽しめる「食の広場」として、さらなる集客を図る。
入居したのは、道の駅の屋外スペースで営業していた「食事処こばやし」と、市内外で飲食店7店を経営する「宮城実業」(石巻市大森)の「ダイニングたまり場」。
こばやしはラーメンやそば、うどんといった麺類のほか、同市相野谷の本店の名物で、ご飯物と麺類がセットになった「ちょうちん定食」を用意。昔ながらの味を提供する。
たまり場は天ぷらや定食、ラーメン、ピザ、石焼きビビンバ、デザートなど豊富なメニューがそろう。観光客に人気の地元食材を使ったご当地グルメも充実させていく。
ゆったりと食事を楽しんでもらえるよう、内装も工夫した。子ども連れに配慮した小上がり席を新設。視線が気にならないよう座席の一部に間仕切りを設け、パソコン作業に使えるコンセントを取り付けた。直売所や売店で購入した物の飲食スペースとしても利用できる。
同駅を運営するかほく・上品の郷管理本部の葛原(かつらはら)明部長は「子どもからお年寄りにまで喜んでもらえるメニューがそろう。気軽に立ち寄り、憩いの場として利用してほしい」と話した。
営業時間は、こばやしが午前10時~午後6時、たまり場は午前10時~午後8時。