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石巻圏・新百景>スケートパーク(女川町海岸通り)

スケボー愛好者たちが思い思いに技を磨く。イベントでの利用も見込むため構造物は多くないが、障害物の持ち込みは可能だ
スケボーなどが利用できる歩行者との共用通路

<新たな交流の場に整備>

 女川湾から吹く潮風を受け、スケートボードの愛好者たちが思い思いに滑りを楽しむ。港に面して女川町が整備した町海岸広場に、昨年12月に完成した。

 コンクリート敷きで、広さは820平方メートル。「アール」と呼ばれる曲面や、スロープなどの構造物(セクション)を配した。

 利用無料で時間の制限はなく、ローラースケートや自転車競技のBMX(バイシクルモトクロス)なども使用できる。パーク脇には、約400メートルの歩行者との共用通路を設けた。

 女川港沿いには観光施設「マリンパル女川」や駐車場、住宅を兼ねた商店などがあった。東日本大震災の津波で災害危険区域となり、一帯の整備に伴い町民からスケートパークを望む声が上がった。

 スケートボードとBMXは東京五輪の新種目としても注目を集める。かつてのにぎわいの場は、新たに町民とスケーター、公園利用者の交流を育む場となる。

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