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水産加工業の魅力発信 高知出身・弘田さん、地域おこし協力隊員に 石巻

地域おこし協力隊としての意気込みを語る弘田さん(右)

 石巻市は10日、地域おこし協力隊として高知市出身の弘田光聖さん(26)に委嘱状を交付した。県内の漁師らでつくる一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(FJ、石巻市)で地元水産加工業の魅力向上などに取り組む。

 弘田さんは高校時代や関西大在学中、石巻市内などで東日本大震災のボランティア活動をした。昨年3月まで東京の観光関連企業に勤め、地方への移住促進ツアーなどに携わった。退社後は個人で関係人口の拡大につながる事業を企画してきた。

 仕事で知り合ったFJのメンバーから紹介され、協力隊への応募を決めた。FJでは地域の若手経営者らと連携して水産加工業全体をブランド化し、魅力を発信する事業を担当する。

 弘田さんは「現場に近い場所で活動をしたかった。まちを盛り上げるには基幹産業の活性化が重要だ」と意気込む。

 FJの松本裕也事務局次長は「自分で事業をつくった経験があり、即戦力。この地で人生を豊かにしてほしい」と期待した。

 委嘱状交付式が市役所であり、斎藤正美市長は「石巻の魅力を発見し、発信してほしい」と激励した。

 市の協力隊委嘱は7人目で、現在は弘田さんを含めて4人が活動している。

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