「ど根性ひまわり」10代目 石巻信金で写真展 28日まで
石巻市のぞみ野2丁目の「石巻信用金庫総合相談センター・絆プラザ」で、「ど根性ひまわり10世笑顔の写真展」(かんばろう!石巻の会主催)が開催されている。28日まで。東日本大震災の津波被災地で力強く育ったヒマワリと、人々の明るい笑顔が訪れる人たちに元気を与えている。
ど根性ひまわりは、震災の津波で甚大な被害を受けた石巻市門脇町で芽を出した。同会の黒沢健一事務局長(50)が、自宅の敷地内に奮起を込めて建てた「かんばろう!石巻」の看板わきで塩害に負けず育った。
2011年から毎年花を咲かせ、昨年7月11日には10代目が開花。50年後の子どもたちに震災の教訓などを学んでもらおうと、黒沢事務局長らは50世までの育成を目指している。ヒマワリの種は支援者の元にも贈られ、全国で伝承の輪が広がっている。
会場には全国から寄せられたヒマワリと笑顔の写真約70点を展示。B1サイズにプリントされ、文字通り会場に明るく花を咲かせていた。黒沢事務局長は「ヒマワリと皆さんのとびきりの笑顔の写真を用意したので、ぜひ見に来てほしい」と話した。
絆プラザでの展示は19年から実施され、今年で3回目。営業推進部の担当者は「10世を迎えたヒマワリを紹介でき、うれしい。広々とした空間で写真を見てもらいたい」と語った。