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人間力磨き地域貢献 「耕人塾」開講、10年目 中高生28人入塾 東松島

高い志と目的意識を持って、カリキュラムに取り組むことを誓う中・高校生

 石巻地方の中・高校生の「人間力」を磨き、地域や社会に貢献する人材を育成する「耕人塾」が22日夜、東松島市の矢本東市民センターで始まった。節目の10期目を迎えた本年度は石巻地方や登米市などから継続10人、新規18人の中学生18人、高校生10人が参加。中・高校生は、高い志と目的意識を持って取り組むことを誓った。

 開塾式では木村民男塾長(元石巻専修大人間学部教授)が「人間力を磨いて地域社会に貢献してほしい」と中・高校生の今後の飛躍に期待し、「(活動を通して)地域全体に大きなうねりを起こしていきたい」と意欲を示した。

 前田尊央教学委員委員長(石巻市鹿妻小主幹教諭)が開塾に当たっての活動趣旨や指導方針を説明。塾の教学委員アドバイザー、平塚真一郎さん(東松島市矢本一中校長)が「未来を拓(ひら)く」をテーマに講話した。

 平塚さんは自身の中・高校生時代の経験談を交えながら「人生には意味がある」「学ぶとは自分がどう世の中のために役に立つかを考えることだ」と強調。第一歩を踏み出した中・高校生にエールを送った。

 耕人塾の「あいさつ・清掃・ゴミ拾い」を3本柱にした実践活動についても言及。謙譲の心、感謝の心、奉仕の心が自然と身につくことで自分自身が大きく成長することを示唆した。

 継続4年目となる石巻高2年の男子生徒は「いろいろな学びがあって飽きない。今年も頑張りたい」と意欲を示した。

 本年度は「世界に誇れる石巻地域にしよう~発信!未来へ」をテーマに12月18日までの日程で計13回実施する予定。

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