東松島夏まつり、中止 航空祭は今週にも可否協議
東松島夏まつり実行委員会は2日までに、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、今夏の東松島夏まつりの中止を決めた。中止は2年連続。例年まつり翌日に開かれる航空自衛隊松島基地(東松島市)の航空祭について、基地は今週中にも開催の可否を協議する方針。
5月18日にあった実行委執行部会で、感染が収束しない状況で密集を避けられないと判断した。
例年8月の最終土曜日に開かれてきた夏まつりは、市中心部の商店街1・2キロを通行止めにして出店が並び、小学生による鼓笛パレードや地元の八鷹(やつたか)みこしなどが練り歩く。
夏まつりと航空祭が開催される2日間は、県内外から東松島市を訪れる人が一年で最も多く、例年8月の観光客数は年間の3割を占める。
松岡勝久実行委員長(43)は「出店やパレードで密集は避けられず、開催は難しいと判断した。来夏に万全の状態で開きたい。ワクチン接種が進んだ秋ごろにも、地域活性化に向けてできることを検討していく」と話した。