石巻市議会 高齢者向け接種、7月末完了へ枠拡大
石巻市議会6月定例会は4日、本会議を開いた。工事請負契約の締結など12件を原案通り可決し、33億781万円を追加する2021年度一般会計補正予算案(累計808億6934万円)など8件を関係委員会に付託した。
新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種に関して、市は3日時点で確保した接種枠が対象者の約89%が2回ずつ打てる8万7543回分で、予約率は66・4%と報告した。
国は7月末までの接種完了を自治体に要請している。市は市河北総合センターでの大規模な集団接種を追加設定するなどして接種枠を拡大したが、かかりつけ医で接種できる順番を待ち、予約が8月にずれ込む高齢者もいるという。
市健康部は「地元医師会などに7月の接種枠の拡充を要請していく。必要な場合は仙台市の大規模接種センターで石巻枠を設定してもらう。できる限り7月末までに接種できる体制をつくる」と述べた。
64歳以下への接種に関しては、現時点では7月上旬の接種券発送を予定していることを明らかにした。