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全日本小学生ソフトテニス県予選 石巻地区の2組が3位入賞 8月全国へ

伊藤選手(左)と三浦選手
小山選手(左)と佐々木選手

 仙台市で5月23日にあった全日本小学生ソフトテニス大会県予選会(県ソフトテニス連盟主催)で、石巻市の石巻ソフトテニス協会の伊藤朱芭選手(石巻市蛇田小6年)・三浦凛音選手(東松島市赤井南小6年)ペア、河北ソフトテニスクラブの小山(おやま)寛人選手(石巻市飯野川小5年)・佐々木玄喜(げんき)選手(同市大谷地小4年)ペアがともに3位入賞を果たした。8月に千葉県白子町で開かれる全国大会に出場する。

 女子の部に第2シードで出場した後衛・伊藤選手と前衛・三浦選手のペア。ヤマ場は大会の序盤、有利とみられたベスト8進出を懸けた試合で、フルセットにもつれる波乱があった。

 三浦選手は「(相手がボールを拾って)つなげてくる」、伊藤選手も「どこに打てば良いかわからなくなった」と、マッチポイントを何度も握られる苦しい展開となったが、底力を見せ辛勝した。今年3月に続き2回目の全国への挑戦は「ベスト8」入りを狙う。

 指導する矢野雄哉監督(32)は、試合の2週間前に三浦選手には「1000本ボレー」、伊藤選手には「1000本クロス打ち」を課していた。「少し前だったら負けていた。勝てたのは2人の頑張りが花開いた結果」と仕上がりに満足した。

 男子の部にノーシードで出場したともに後衛の小山選手と佐々木選手のペア。準決勝まで1ゲームも落とさず順当に勝ち上がった。迎えた準決勝は、第1シードの「これまで何度も戦って勝てなかった強敵」という6年生ペア。

 小山選手は「当たって砕けろ」、佐々木選手は「自分のやってきたことを発揮しよう」と胸を借りる思いで対戦。結果は1-4だったが、相手選手のプレーを頭に焼き付け、今後につなげる。

 出場資格を4年生以上としている大会もあり、佐々木選手が昨年まで3年生だったため、出場できないことも。2、3年生ペアだった当時、全国大会への出場権を得たが、新型コロナウイルスの影響で大会が中止となり、悔しい思いをした。8月の大会が全国への初挑戦の舞台。「ベスト4に入りたい」と力を込めた。

 指導する西城清隆監督(41)=石巻市大森=は「負けず嫌いの佐々木は小山の背中を見て育ち、小山はセンスがあり勘も鋭い」と評し「技術的には県トップ。初挑戦でどこまでやれるか」と期待を寄せる。

 県強化指定選手にもなっている4選手。今月19日は「東北小学生選手権大会」、7月には「東日本小学生大会」、そして8月の「全日本小学生選手権大会」と戦いは続く。

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