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石巻で「i感謝博 調布フェア」 支援と交流に思い新た

調布市の名産品などが販売されている会場

 東日本大震災で最大被災地に寄せられた支援に対し感謝を伝えるイベント「i感謝博 調布フェア」(一般社団法人石巻観光協会主催)が12日、石巻市中央2丁目の観光拠点施設「市かわまち交流センター」前で始まった。13日まで(午前10時~午後3時)。

 東京都調布市は震災後、石巻市に物資を支援してきた街の一つ。2011年から、市民同士が互いの地域に出向いて特産品の販売会を開くなど、現在も交流が続いている。

 会場では、調布市でボランティア団体の代表を務める横山泰治さん(47)や石巻観光協会のスタッフらが、調布の名物「深大寺そば」(乾麺500円、生麺900円)をはじめ、同市に住んでいた漫画家、故水木しげるさんの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のシールやクッキーなどを紹介した。

 買い物客は、震災から10年が経過した歳月の中で、遠く離れた場所からの支援を思い返しながら商品を手に取っていた。

 深大寺そばを購入した石巻市羽黒町の石川威(たけし)さん(76)は「出身が東京で、調布は遠足で行った思い出の場所だった。石巻との縁がずっと続いてほしい」と笑顔で話した。

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